観戦記デビューした話

この度、読売新聞にて観戦記を執筆することになりました。
終日観戦した対局の様子を記事にまとめたものが観戦記です。

プロ棋士が観戦記を執筆するのは異例ではありますが、前例がないわけではありません。
例えば、大矢浩一九段、吉田美香八段、首藤瞬七段がいらっしゃいます。
少し前だと、中山典之先生が有名ですね。

せっかく書かせていただくのですから、プロ棋士ならではの目線を心がけようと思っています。
文章のプロではないので、良いものが書けるか不安でしたが、
関係各位のサポートでなんとか書き上がり、10月28日(月)より一週間掲載されます。

新聞に載るため、多くの方が目にします。
そのため、どういった内容にするか非常に迷いました。
手のことだけだと初心者は退屈で、盤外のことだけだと有段者は物足りない。
バランスが難しいと感じました。

一度の対局を7回に分けて連載するのですが、7譜というのはいざ書いてみると短く、どこを省略するか非常に悩みました。
変化を全部書きたいのですが、それでは一冊の本になってしまいます。
要所を抑えて、かつ面白く。さらなる精進が必要です。

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